ダイエットや減量に効果的なプロテインの種類と特徴。筋肉落とさず、脂肪を燃やせ!

プロテインダイエット

筋肥大させるオススメのプロテインで効果的に筋肉を付けよう!飲み方や飲む時間帯は?

現在はプロテインダイエットという言葉があるほど、プロテインを活用してダイエットや減量に励む方たちがいます。

一般的にムキムキの筋肉を付けたいという方が飲むイメージのプロテインですが、目的に合ったプロテインを選ぶことでダイエットや減量効果を期待することが可能です。

今回はダイエット・減量を成功させたいという方たちに取り入れて欲しいプロテインの種類と特徴についてお話ししたいと思います。

ダイエット・減量で大切なのは体重ではなく体脂肪を落とすこと

プロテインダイエットの良いところは健康的に痩せることができるという点。摂取する栄養素を極端に減らして急激に痩せたという方もいますが、このようなダイエット方法は百害あって一利なしであり、その後のリバウンドに悩まされることになります。

減量についても不足する栄養を補うことで、筋量やスポーツパフォーマンの維持におおいに役立つことになります。

これからダイエットを始めたい、減量しなければいけないという方もプロテインダイエットであれば、必要な栄養素を摂取しつつ健康的に痩せることが可能となりますので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、分かりやすくするため便宜上、体重の減少と表現する部分もありますが、ダイエットで大切なのは体重を減らすのではなく、体脂肪を落とすことです。

そのため、体重を落とすという視点でダイエットに取り組むのではなく、体脂肪を減らすことに目を向けて、それを実現するための方策を採用していくことが求められます。

このことから、バランスを無視した極端な食事制限は採用すべきでないことが分かります。タンパク質をはじめとした栄養不足により、脂肪も減るが、筋量も減ってしまい、結果的に一時的な体重減少と引き換えに、その後長く続くリバウンドを経験してしまうことになってしまうのです。

脂肪は減らしても、筋肉は減らすな!
できれば筋肉はいくらかでも増やす!

このことをダイエットの基本原則のひとつとして、常に意識し健康的なダイエットに取り組んでいただけたら幸いです。もっとも、脂肪も減らし過ぎると様々な不調をきたします。痩せ過ぎにも注意しながら、健康的なダイエットを心がけましょう。

それでは、ダイエットに効果的なプロテインとその特徴について解説していきたいと思います。

ダイエット向けプロテインの王道「ソイプロテイン」

筋肉づくりの王道のプロテインがホエイプロテインやカゼインプロテインなのに対して、減量・ダイエットに効果的なプロテインの王道となるのがソイプロテイン

ホエイやカゼインが牛乳を原料としている一方で、ソイプロテインは大豆を原料としているのが特徴です。

また、大豆由来の食物繊維が含まれているので、便秘などで痩せにくい体質になっている方にもおすすめのプロテインとなります。実は、便秘はダイエットに励む方にとっても非常にやっかいなものであり、腸内環境が悪化することで、脂肪燃焼に必要な代謝機能の低下も招いてしまうものです。

そのため、まずはソイプロテインに含まれている食物繊維の力で腸内環境を改善して、代謝機能を上げることがダイエット成功の一つの方法でもあります。

ちなみに、プロテインによる便秘解消効果については植物性のソイプロテインならではの効果でもあり、動物性タンパク質のホエイやカゼインなどは過剰摂取になると逆に便秘体質になりやすいともいわれています。

これは、動物性タンパク質を多く摂取することで腸内で悪玉菌のエサとなるため、悪玉菌の増殖→腸内環境の悪化→便秘、という流れを引き起こしてしまうためです。そのため、特に便秘体質の方はプロテインを購入する際には少し注意が必要かも知れません。

ソイプロテインの便秘解消効果については、宿便が出ることでぽっこりお腹が凹むことにも繋がりますので、見た目的には早いうちから効果を感じることができるでしょう。ただし、これは脂肪の燃焼による効果ではありませんので、さらにスタイルアップしていくには継続していく必要があります。

また、ソイプロテインがダイエット向けだといわれているのはアルギニンが豊富に配合されていることもあります。

このアルギニンはアミノ酸の一種で、私たち人間が生きていく上でも欠かせない成分ですが、その特徴に成長ホルモンの分泌を促す作用と、脂肪の燃焼効果があります。アルギニンが成長ホルモンの分泌を促すことで、その成長ホルモンが体脂肪の分解に作用するため脂肪燃焼効果があるとされています。

アルギニンに関してはさまざまなダイエット効果が報告されており、脂肪を燃焼する働きを持つ酵素・リパーゼを活性化させる働きも。その他では、血管の老化や疲労回復、免疫力のアップなど若々しさを保つ効果も期待されています。

ちなみに大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンとよく似た構造をしているため、女性らしい体型を維持するのにも最適です。

なお、下記で説明するウエイトダウンプロテイン同様に飲むだけで痩せることはありません。食事とのバランス考えて(暴飲暴食をしない)飲むこと、同時に筋トレも行うこと。そうすることでソイプロテインの効果を十分に得ることができます。

減量を目的としたウエイトダウンプロテイン

ウエイトダウンプロテインはその名の通り体重を落としたい人に向けたプロテインです。もちろん、プロテインなのでタンパク質が含まれており、筋肉を付けることも可能であり、体重を落としながら引き締まった体を作ることができます。種類は、主にソイプロテインをベースにした製品が多くなっています。

減量する上で避けて通れないのが、食事制限です。過度な制限はいけませんが、特に体重制・階級制スポーツ、あるいは適性体重を維持することによるパフォーマンスアップに繋がるスポーツなどでは、一時的にせよ食事制限が必要になります。

その時、考慮しなければいけないのが、栄養バランスです。しかし、試合前になると焦りもあって、なかなか調整できないケースも出てきます。

そんな時に活躍するのが、ウエイトダウンプロテイン。カロリーを抑えていながら、タンパク質、ビタミンなどの栄養素がバランス良く配合されているので、食事+ウエイトダウンプロテインを採用することで、減量期に起こりやすい栄養不足を補うことができます。

また、減量期に起こりがちな食事制限による筋肉の減少を食い止めることにもなります。これは、プロテイン本来の目的であるタンパク質の供給が大きく貢献します。ダイエットにおいては、筋トレと合わせることで筋肉の成長にも寄与し、リバウンドを防ぐことに役立ちます

また、SAVASやウイダーなどの大手メーカーが販売しているウエイトダウンプロテインは、ヒスチジン、カルニチン、ガルシニアエキスなどが配合されているのがあります。

ヒスチジンは体内に運ばれることで、ヒスタミンの材料となりますが、ヒスタミンには脂肪燃焼効果と食欲抑制効果が期待できるため、減量期の空腹感を和らげることが可能となります。

カルニチンはカルニチンダイエットという言葉があるほど減量が期待できる成分であり、その中でも特殊なアミノ酸の一種であるL-カルニチンには特に脂肪燃焼効果があることが研究により分かっています。これは、L-カルニチンが脂肪と結合することにより、脂肪を燃焼するミトコンドリアのところまで運ぶ作用があるとされています。

ミトコンドリアは脂肪の焼却炉ともいわれており、その中に脂肪を入れてあげることで体内の脂肪が燃焼していく仕組みです。しかし、脂肪単独ではミトコンドリアのところまでは行けないため、L-カルニチンが脂肪をミトコンドリアのところにまで運ぶ役目を果たしているのです。

ガルシニアエキスは脂肪の燃焼効果はもちろんのこと、脂肪そのものの合成を抑制する作用があります。つまり、体内において脂肪を燃やすのではなく作らせない働きを担っているわけです。それらに加えて、体内に蓄積された脂肪の利用を促す効果もあるとされています。

このようにウエイトダウンプロテインは、減量による栄養不足を回避すると同時に、脂肪燃焼や合成抑制に役立つことが分かりました。

ただし、スポーツや筋トレなど運動をしながらの摂取が前提であることを認識する必要があります。飲むだけで、ウエイトが落ちるものではありませんし、下記で解説する1食分の置き換えダイエット向けのプロテインではないことに注意して下さい。

置き換えダイエット向けのプロテイン

ダイエット向けのプロテインとしては、1~2食分を置き換える「ダイエットプロテイン」があります。
関連ページ : ダイエットプロテインおすすめランキング。筋肉を維持して脂肪を燃焼させよう!

ダイエットプロテインでは、食事を少なくするのではなく、1回分の食事そのものを置き換えることで1日のカロリーを圧縮し、摂取カロリーと消費カロリーの収支をマイナスにすることで、体重を落としていきます。

これは、上記でお話ししたソイプロテインやウエイトダウンプロテインと違い極端にカロリーを抑えることなく(食事よりも低くはしています)、それでいて必要な栄養がある程度摂れることから、1回の食事として置き換えができるようになっています。

プロテインなのでタンパク質も1食分としては十分に摂ることができ(20g程度)、筋量を維持することに役立ちます。このことからもダイエットにおいてもタンパク質の補給、それに伴う筋肉の維持が大切なのが分かります。

その点において、ダイエットプロテインは体重を落とすだけであれば筋トレなどの運動は必須ではありません。ただ、十分なタンパク質を摂っていても、日頃の活動量が低下したり、加齢によって筋量は減少していきます。

最初の方でもお話ししましたが、ダイエットの鉄則は体重を落とすことではなく、体脂肪を落とすことです。

そのため、できるかぎり筋トレなど運動も並行して行うことを強くオススメします。そうすることで、さらなる代謝アップに繋がり、ダイエット成功の暁には引き締まった美しい体も手に入れることができます。リバウンドの心配もしなくて良いでしょう。

一時的なダイエットではなく、長くダイエット効果、体型維持を実現したい人は、何が何でも筋トレを取り入れたダイエット法を実践して下さい。

なお、ダイエット向けプロテインは、食事制限による栄養バランスの乱れから生じる肌質の低下を防ぐために、コエンザイムQ10、ヒアルロン酸など美容に役立つ成分が含まれているのも特徴です。

食事と運動で、あなたが本来持っている美しい体を表に出してあげましょう。続けていくことで必ず成果は出るので、あきらめずに頑張って下さい。

こちらの記事もおすすめです

このページの先頭へ