エニタイムフィットネスとジョイフィット24の違いから見る24時間ジムの評判と特徴。メリットやデメリットも

24時間ジムの特徴

24時間ジムは、その名の通り24時間利用できるジムです。それでいて基本年中無休(施設の工事などが無ければ)です。もはやトレーニングジムのコンビニ版と言ってもよいでしょう。

24時間ジムは海外で人気となり、いまでは国内にも数多く展開され、新しいジムの形として大きな注目を集めています。

今回は特に店舗数を増やしているエニタイムフィットネスとジョイフィット24をモデルケースとして、24時間ジムの評判と特徴をみていきたいと思います。

24時間ジムの先駆け「エニタイムフィットネス」

24時間ジムの中でも先駆けが、アメリカから進出してきた「エニタイムフィットネス」です。

関東・都市圏を中心に進出し、いまでは地方都市まで多くの店舗が展開されています。

アメリカではフィットネスが生活に根差しており、コンビニ感覚で気軽に運動ができる環境は当然の帰結として人気を得ることになりました。それを日本にも導入したのがエニタイムフィットネス(以下、エニタイム)。

アメリカでの成功が契機となり日本をはじめ全世界(25ヶ国以上・3,200店舗以上)に展開され、体づくり・健康づくりに余念のないビジネスマンから細マッチョを目指す男性、ダイエットやスタイルアップを目指す女性、高齢者まで数多くの人から支持を得ています。

エニタイムは一般的にフランチャイズ形式を取っており、企業や個人が多店舗展開の一翼を担っています。

店舗のつくりはアメリカのジムだけあって、機能性に優れ、気軽に立ち寄って運動ができるように工夫されています。

その特徴のひとつに「土足OK」であることです。会社や学校帰りに、ふらっと立ち寄ってそのままトレーニングすることが可能。もちろん、スーツのままでもOKです。

土足OKなところはアメリカらしさが感じられるところで、これだけでも気軽にジムに行ってみようと思う気持ちになれます。ちょっとしたことですが精神的なハードルが低くなり、気軽さの創出と面倒な部分を排除することで、フィットネスが身近になるきっかけを作っていると言えるでしょう。

土足だとジムが汚いんじゃないの?と思うかも知れませんが、意外なほどきれいです。というより、普通のジムと変わりません。

もっとも日本人の性質上、多くは着替えてトレーニングする傾向にあります。

自宅から向かう場合は自宅でトレーニングウェアに着替えて、靴はトレーニングシューズなど運動靴を履いて行き、そのまますぐにトレーニングを行う人が多いです。

都市部のビジネスマンについては、スーツだけ脱いでYシャツ姿でトレーニングするのも珍しくありません(多くはありませんが)。もっともランニングについてはビジネスシューズで走るのは走りにくさや怪我の原因にもなりおすすめできません。ランニングに適したシューズに履き替えるのが基本になるでしょう。

筋トレは、Yシャツでできますが、ボタンを首元までかっちり閉じていたら動きにくくうまくトレーニングできません。ボタンは上から3つほど外して行うようにするのがベストです。

靴はビジネスシューズだとレッグプレスやスクワットなどのクローズドキネティックチェーンで下半身を鍛える種目では注意が必要です。滑って危険が伴う場合がありますので、基本は避けてレッグエクステンションやレッグカールなどの単関節オープンキネティックチェーンによる種目を採用するのが無難です。どうしてもレッグプレスやスクワットを行う必要があるならシューズだけは持参するか、細心の注意を払って行うようにしましょう。

エニタイムの会費は店舗によって若干違いがありますが、月 7,000円(+税)前後がボリュームゾーンです。総合ジムに比べて20%ほど安く設定されているので、価格面でも続けやすく、気軽に通えるメリットを得ることができます。

また、会員になった店舗だけでなく、どこの店舗も利用できるのも嬉しい特徴です。これは日本だけではありません。全世界3,200店舗を超える店舗どこでも使えます。会員になった際に電子キーが発行されるのですが、それ一つでどこでも入館できるのです。

例えば、ある日は会社の近くでトレーニング、またある日は自宅の近くでトレーニング、そんな使い方ができます。

退会に関する「縛りがない」のも嬉しい特徴です。

通常、入会時に割引特典を付ける代わりに「半年継続」など縛りを付け、途中で退会する場合は違約金などのペナルティーがあるのが一般的です。

でも、エニタイムにはありません。つまり、いつ退会してもOKなのです。

これは何も退会を進めているのではなく、縛りがないからこそ期間を意識することなくトレーニングに集中できる環境であることを意味しています。縛りがないから嫌々続けるようなこともなく、自己を律して能動的な運動習慣を身に付けることができます。

いい意味で、「いつでも辞められるのだから、できるところまで頑張って続けてみよう」、「もう少し頑張ってみよう」と思う気持ちの連鎖により、結果的に縛りがあるよりも長く続けられるようになるのです。逆に言うと、縛りは、辞めるきっかけにもなってしまうのです。

これはエニタイムの戦略の一つかも知れません。でも、私たちの運動習慣獲得による健康状態の維持改善や肉体改造、エニタイムの継続的な会費収入の獲得、どちらにもメリットがあるWIN-WINの関係であることは紛れもない事実であると言えるでしょう。

JOY FIT24(ジョイフィット24)

日本生まれで急速に店舗を伸ばしている24時間ジムが「ジョイフィット24」(以下、ジョイフィット)です。

地方進出については、エニタイムよりも早く展開を開始し、立地の確保などで優位に立っています。赤で統一された店舗が印象的で、すぐにジョイフィットであることが分かります。

24時間ジムを多くの人に知らしめた功労者でもあり、日本においてエニタイムと1位、2位を争う24時間ジムに成長。これまで運動に消極的だった人や近くにジムが無くて行けなかった人にアプローチできたのはフィットネス人口の底上げにいくらかは貢献しているに違いありません。

エニタイムと店舗のつくり、マシン設備やフリーウェイトスペースに大きな違いはありません。

エニタイムでは土足OKでしたが、ジョイフィットは、一般的なジム同様に靴を履き替えてトレーニングします。ウェアも動きやすいウェアに着替えて行うのが基本となります。

会費は、総合ジムに比べて15%ほど安く設定されていて、お得感があるのは確かですが、月 7,600円(+税)程度はエニタイムに比べて高めです。

ナショナル会員(現在はほぼこの会員種別になっている)であれば、全国どこの店舗でもりようできるのはエニタイム同様です。レディースナショナル会員と言って女性専用スペースが使えるプランもあり、同じ会費で全国のジョイフィットが使えます。

縛りがあるのはジョイフィットのデメリットであると言えます。新規入会時に入会月日割り、翌月無料などの割引がある代わりに、半年間継続が条件になっています。エニタイムと違い、ジムの卒業期限があるように感じて、ややモティベーションを保ちにくく、半年後に別のジムに移る意識を持つ人も少なくありません。この点に関しては、縛りが無い方が期限を意識することがないため、いつの間にか半年が過ぎ、継続率は高めであるように感じます。

ただ、ジョイフィットは立地の良さやキャンペーンが功を奏して非常に人気が高いジムであることは確かです。縛りが気にならなければ、設備にさほど差はありませんので、エニタイムとジョイフィットどちらを選んでもベストな選択になるでしょう。

ちなみに私は数店のジョイフィット、エニタイムに通いましたが、いまは単純に一番自宅から近いエニタイムにお世話になっています。

24時間ジムの共通する特徴とメリット・利点

街を歩けば、24時間ジムをいたるところで目にするようになりました。

エニタイムとジョイフィットが競うことで、利用者にとってフィットネスの機会が増えていることは近年まれにみる状況です。1980年代ごろから日本においてフィットネスジムが台頭し、レオタード姿で有酸素運動をするエアロビクス、属に言うエアロビが流行したことを懐かしく思います。(いまでも形を変えてジムのいろいろな種類のスタジオプログラムとして提供されています)

その頃の熱気にはかないませんが、24時間ジムも多くの人々に健康習慣を提供することに大きく貢献している状況にある事は確かではないでしょうか。

さて、なぜここまで24時間ジムが展開されるに至ったのでしょうか。

これは経営視点で見た場合、コンビニの店舗戦略と同じように、24時間ジムがドミナント戦略を取っているからです。

ドミナント戦略は、数100m~数kmの小さな商圏に集中的に店舗を配置する戦略で、立地を間違わなければ、近隣地域からのお客を滞りなく取り込むことができます。

総合ジムでは規模が大きいことから商圏を広げて1000人以上の規模で会員を集めないと経営が成り立ちません。しかし、マシン特化型ジムでは数百人規模で成り立ちます。これは総合ジムよりも規模が小さく、物件や人件費などの費用が抑えられているからです。そのため、商圏を小さくしてドミナント戦略で店舗を点在させることで、人口カバー率を引き上げていくことができます。

この戦略により、よく目にする機会が増えることでジムブランドの定着も図られ、無意識にジムの存在が頭の片隅に残ります。ジム側からすると見込み客を獲得する上で、非常に有効な方法であります。ジムと言えばエニタイム、ジョイフィット、そんなイメージづくりが可能になっているのです。

利用する側にとっては、近くにジムができることで利用しやすく(歩きで行ける)、定期的な運動習慣を継続することができます。これまでジムを利用していなかった層や続けられなかった人でもトレーニングに集中できる環境が提供されていると言えるでしょう。

マシン特化型ジム。総合ジムとの違いは?

24時間ジムが、総合ジムに比べて料金が安い理由は、プールやスタジオがない点。

一般的に24時間ジムは、いわゆるマシン特化型のジムの形態をとっており、スペースをとるスタジオやプールを設けず、トレーニングマシン、ランニングマシン(トレッドミル)、クロストレーナー、エアロバイク、フリーウェイトなどの設備で構成されています。そのため、店舗も小規模で済み、それに比例して設備費用・管理費用・人件費等も抑えられ、結果として利用料金に反映されています。

これまでプールやスタジオを使わなかった人、使う予定がない人にとっては、不必要な費用を払わなくて済み、比較的安価な料金で利用できるのは大きなメリットです。

利用者のフィットネスに対する目的が多様化する中、利用者にとって潜在的に欲しかったサービスをピンポイントで提供してもらえることでジム通いのハードルが下がり、ジムにとっては競合がいないか、少ない「ブルーオーシャン」を掘り起こした典型例だと言えます。

なお、24時間ジムに限らず、比較的小さな規模のマイクロジムもマシン特化型ジムの形態をとっているところがほとんどで(スタジオが併設されているものもある)、料金の安さをはじめ、トレーニング方法で分からないことがあれば親身な指導してくれることから一定の人気を獲得しています。

また、個人運営や小規模のジムにおいては、バーベル用ベンチが複数用意されていたりとフリーウェイト設備が充実しているジムも多く、本格的に体を鍛えたい人に支持を得ています。このようなジムは以前より各地に点在し、ある意味“道場”的な環境として真剣に取り組む人が多く利用しています。

一方、総合ジムも同じなのですが、24時間ジムはフリーウェイトスペース(設備)が充実しているとは言えず、様々な種目、メニューを滞りなく進めたいトレーニーにとってはもの足りなさがあるのは否めません。

もちろん、パワーラック、スミスマシン、ベンチ(インクライン含む)、ダンベル(1~30kg程度)、シットアップベンチ、EZバーなど道具一式は揃っています。ただ、それが一つずつだったりするので、誰かが使っていたら、なかなかその日のメニューをスムーズに行えないことがあるのです。

誰も使っている人がいなかったら貸切状態となり非常に快適なのですがし、運も味方に付けないといけないので、完璧にトレーニングをこなしたい人にとっては不満に思うところが出てくるかもしれません。

種目の順番など、完璧にメニューをこなしたい場合は、フリーウェイトの設備が充実しているボディビル系のトレーニングジムが選択肢に入ってくるでしょう。

ランニングマシンについては、総合ジムでは待ち時間が発生することが珍しくありませんが、マシン特化型ジムの場合は満員になることはまれです。そのため、時間効率も良く、使えないことによるストレスも皆無であると言えます。

トレーニングマシンについては、基本的に種目別に一台ずつの設置になりますが、空いているところからローテーションしていけば、スムーズに各部位を鍛えることができます。すべてが占有されていることはほとんどないと思います。ちなみに私は3つの24時間ジムを経験しましたが、すべてが埋まっていることは一度もありませんでした。

利用料金は総合ジムに比べて割安

利用料金は、エニタイムで月7,000円(+税)前後と一般の総合ジムに比べて、20%ほど安くなっています。

ジョイフィットの場合は7,600円(+税)程度とやや高めで(場所によってはもっと安い店舗もあります)、総合ジムに比べて15%減ほどの価格メリットになります。

ジョイフィットの場合は女性専用のジムフロアが併設されている店舗もあり、女性はナショナル会員と同じ料金で専用フロアを利用することができます。

気兼ねなくトレーニングしたい女性には嬉しいプランです(エニタイムにはありません)。この点、ジョイフィットは女性会員の取り込みに成功していると言えます。

ほとんどのジムでは月極の小型ロッカーも提供されています。シューズや洗面セットを置いておくとジムに行くとき荷物が少なくて済むので気軽に通えます。

月1,000円(+税)程度で利用できますので、予算に余裕があれば利用すると便利です。

あまり混雑しないのも24時間ジムのメリット

総合ジムは時間帯によってかなり混雑する場面が見受けられますが(特に夜)、24時間ジムは、混雑が原因で行くのが嫌になったり、精神的にまいるような混雑はまれです。

これは文字通り24時間ジムが開いているので利用時間帯が分散されやすい傾向にあるからです。

例えば総合ジムのように23時閉店であれば、その2~3時間前から利用者が集中する傾向にありますが、24時間ジムはリミットが無いことからほどよく分散されます。

集客予想を大きく上回った店舗は混雑することも予想されますが、それが続くようなら、近くの商圏にもう一店舗作られることになると思われます。

その店舗が調整弁として既存店は適切な会員数に落ち着き、やがて混雑は解消してくることになるでしょう。

このように混雑することも捉えようによっては、ジムは商圏を広げることができるチャンスが得られ、利用者は気持ちよくトレーニングできる環境が得られる、そのように考えることもできるでしょう。

ただ、総合ジムに比べるとあまり混雑しないのは確かなので、適切な会員数を保っている多くのジムではトレーニングしやすい環境を提供してくれることは間違いありません。

センサーキーでジムに入館

店舗に入る際は、入り口のドアに設置されているセンサーで入館します。入会時に専用のキーが発行されるので、それをセンサーにかざして入る形になっています。

総合ジムも入館の際にはセンサーを通しますが、入り口にドアがないため一般的に自由に行き来することができます。

この点24時間ジムは常時スタッフがいるわけではないので、特に深夜など誰かが勝手に入ってトラブルにならないようセキュリティー面を十分に考慮していることが分かります。

また、キーを持ってない人と一緒に入ることはできません。2人一緒に入るとブザーやアラームが鳴りますし、カメラもあるので面倒なことになってしまいます。例えば、深夜はスタッフがいないので大丈夫だろうと、こっそり友達を連れていって一緒にトレーニングすることはできないのです。

そのため、見学はスタッフがいる時間帯にしかできません。見学する際はスタッフの常駐時間を確認しておきましょう。おおむね午前11時~午後20時、あるいは22時がスタッフアワーとして常駐時間を設定されていますので、見学をはじめ入会やトレーニング関する質問などは、その時間帯にすることになります。

セキュリティーについて

センサーキーがないと入れないようにしているのもセキュリティー強化のひとつですが、ジム内でのセキュリティーも総合ジムに比べて厚くされています。

特にスタッフがいない時間帯に起こる不測の事態に備えたもので、安全に、安心してトレーニングできるように配慮されています。

具体的には、SECOMやALSOKの警備会社の遠隔監視が入っており、カメラによる監視や問題があればかけつけることもあります。

警報ブザーもいろいろなところに配置されていて、気分が悪くなった時など不測の事態に助けを求めることができます。また、首からかけられる警報ブザーも置いてあり、心配であれば首にかけたり、近くに置いてトレーニングすることができます。

館内トラブルや外部からの侵入(ガラスを破ったり)などを抑止する役目もあり、安心を提供することにも役立っています。

見えない割引。シャワー活用のススメ

自宅の近くや通勤・通学ルートに24時間ジムができたという人は多いのではないでしょうか?

そんなときに意外と使えるのがシャワーです。広さはまちまちですが、全室個室になっているので気兼ねなく使うことができます。

ジムの会員であれば、シャワーだけを浴びに行ってもOKなのですが、実はシャワー利用により費用の低減に繋がるのです。(タオル、シャンプー、ボディソープは置いてないので、その都度持って行くか、ロッカーを借りて入れておく必要があります。ドライヤーは備え付けられています)

当然と言えば当然なのですが、自宅でシャワーを浴びればそれだけガスの料金がかかってきます。水道料も高くなる場合もあるかも知れません。

でも、ジムでシャワーを浴びればどうでしょう?シャワー代は一切かからないことになります。

私の利用方法を紹介すると、トレーニングする日は当然として、しない人もほぼ毎日シャワーだけを浴びに行っています。会費は固定なので、シャワーの回数で料金が割増しになることはありません。

これでどういうメリットがあったかというと、冬は約5,000円、夏は約3,000円のガス代(プロパンの場合)を節約することができたのです。

見方によっては、ジムの利用料が割引されたとも考えることができます。

エニタイムの利用料が税込で7,560円だとしたら、ガス代分を引くと冬の期間は2,560円、夏の間は4,560円で利用できることに他なりません。

総合ジムのように、行くのに車を使ったり、時間がかかる場合は、トレーニングしない日にわざわざシャワーだけ浴びに行くようなことは、なかなか現実的ではありません。

でも24時間ジムは自宅から歩いて行ける距離にどんどん展開されてきています。まだ近くにない場合も、今後できる可能性があります。

このように毎日シャワーを浴びに行けるのは、24時間ジムのように自宅の近くにあるからこそなせるワザだと言えます。

ただ、マナーの問題として常識を度外視した利用はおすすめできません。一日何回も浴びに行くような場合ですね。

一日1回なら全く問題ありません。実際、ジムを移るたびに「シャワーだけ浴びにきてもいいのか」確認をとっていますがまったく問題ないと言うことです。

もう一つマナーとして挙げられるのが、シャワー室で長居をしないことです。
例えば、シャワーを浴びる前や後にシャワー室で長電話をしたり、くつろいだりすることです。待っている人がいる場合があるので、シャワーを浴びたら、髪を乾かしてすぐに出ることを心がけるようにしましょう。

また、基本的に同じ系列のジムであれば、どのジムでも利用できるため、外で汗をかいた場合や自宅に帰って入るのが面倒な場合、ちょっとシャワーだけを浴びたいと思ったときも便利です。ただ、タオルやシャンプーなど洗面セットを常備してく必要があるので、その点ネックではあります。

なにわともあれ、近くジムがあるならシャワーを使わない手はありません。風呂はシャワーだけでも問題ないと言う人は、ぜひ毎日のお風呂としてシャワーを活用してみて下さい。

24時間ジムのデメリット・欠点

24時間スタッフがいるわけではないので、深夜などスタッフ不在の時間帯は質問等ができない欠点があります。ただ、マシンの使い方など入会の際に教えてもらうこともできるので、入会後はそれほど不都合に思うことはないと思います。

不在の時にどうしてもトレーニングついて分からないことがあれば、上級者っぽい人を探して聞いてみるのも手です。自分の世界に入っていて近寄りがたいイメージがあるかも知れませんが、多くが優しい人ばかりです。トレーニングのことであれば、喜んで教えてくれると思います。

また、不在の時にセンサーキーを忘れたら入館できないので、忘れないようにしましょう。

シャワーのところでもお話ししましたが、エニタイムとジョイフィット(他も似たようなものだと思います)では、シャンプーやボディソープは置いていませんので、シャワーを利用する際は各自用意する必要があります。もちろん、タオルも持ってく必要があります

総合ジムであれば、シャンプーやボディソープは常備されており、タオルを忘れたとしても有料で貸し出しされているので安心です。Tシャツ、短パン、ジャージなどウェア、シューズを(あえて)持って行かなかったり、すべて忘れたとしても有料貸出があります。

これらの点で24時間ジム(マシン特化型ジム)は利便性の面で劣っていると言えます。逆に言えば、安さの理由の一端がここにもあると言えそうです。

エニタイムとジョイフィットの選び方

基本的には、エニタイムとジョイフィットにサービスや設備面では大きな差はありませんが、マシンの種類、フリーウェイトスペースの広さ、混雑具合などにいくらかの違いは出てきます。これは、エニタイムとジョイフィットの間だけでなく、店舗間でも出てきます。

そのため、複数の店舗が候補に挙がるなら一度見学することをおすすめします。雰囲気、更衣室、シャワールーム、マシンの種類、フリーウェイトスペースなど細かい点を確認し、あなたにマッチする方を選ぶのが最も失敗のない選び方だと言えます。

ジムの大きさも各店舗によってばらつきがありますが、周辺人口や会員目標に応じて適切な広さが確保されているので、通常は使いにくさや極端な混雑はありません。

ただ、ジムの思惑に反して会員過剰になることもありますので、見学したときランニングマシンなどに待ち時間が出るくらい混雑しているとしたら、別のジムを考えることも必要になるでしょう。混んでいなくてもスタッフに混む時間帯など気になる点は聞いておくと安心です。

シャワーブースも同様に適切な数が設置されており、極端に混み合うことはありません。会員数によっては、シャワーの待ち時間が発生することもありますが、1人待てば入れるくらいで、長時間待つようなことはほぼありません。

24時間ジムの今後

今後、店舗によっては立地選定の失敗や集客予想の誤りなどによって不採算となり、閉店を余儀なくされる店舗が出てくることも予想されます。これは多店舗展開するどのような業種でも一定数が経験することです。コンビニを見れば一目瞭然で、ある日コンビニがなくなっていたなんてことはよく目にする光景です。

ただ、24時間ジムについては競合がひしめき合う地域で競争が激化してくることも予想されますが(都市部ではすでに激化が始まっているとも言えます)、まだまだ空白地帯が多い状況にあることは間違いありません。そのため、今後もジムが増えて便利になることは想像に難くありません。

そのような中、運動の機会が増えることで、人々の健康は向上し、ますます運動習慣が拡大していくことになる事でしょう。

そして、24時間ジムをはじめ小規模・マシン特化型ジムの発展により、フィットネスをより身近に感じられる環境が整えられていくことになります。コンビニのように、当然にそこにある、あたり前の日常として。

身近に感じることで、運動に消極的だった人、これまで運動をしてこなかった人、運動を再開しようとする人などが、気軽に運動に参加することができます。運動体験の中から少しでも楽しさ・生きがいを見つけ出すことができれば、心身ともに人生をより豊かなものにすることができるでしょう。

どのようなことから始めても構いません。ぜひ、運動習慣を身に付けて下さい。

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