ジム(スポーツクラブ)に入会する前に知っておくと安心できる5つのポイント
「ジム(スポーツクラブ)ってどうなんところだろう?」
「ちゃんとトレーニングできるだろうか?」
見えない心配や不安が邪魔をして、ジムに入会したいとは思っていても、なかなか一歩を踏み出せない人も多いと思います。
私もいくつかジムを渡り歩いてきましたが、最初に通ったジムは考えなくてもいいような不安や心配が頭をよぎって、なかなか申し込みに行けなかったのを思い出します。
そんな経験を踏まえて、「これは知っておいたら良かったかな」「こうしておけば良かったかな」と思ったことをお伝えしたいと思います。
目次
5つのポイント
- 何ができるジムなのかしっかりと確認する
- 必ず見学をする
- お風呂・シャワー室・パウダールームを確認する
- 入会前にスタッフに聞いておくこと
- ジムに持っていくもの
何ができるジムなのかしっかりと確認する
いまでは、コナミ、セントラルスポーツ、nas、ホリデイスポーツクラブなどの総合スポーツクラブ(スポーツジム)、エニタイムフィットネス、JOY FIT24などのマシン特化型ジム、カーブスなどの女性専用フィットネススタジオ、地域密着型の個人経営ジム、こじゃれた小規模トレーニングスタジオなど、いろいろな形態のジムが存在します。
昔(80年代~90年代)だったら、ジムに行くと言えば筋トレやランニングなどのマシンフロア、プール、スタジオなどが備えられた総合スポーツクラブくらいしか選択肢がありませんでした。そのため、家から近いか、仕事の帰り道にあるか、料金はお手頃か、など一般的な商品選ぶのと同じように比較検討すればよかったものです。
しかし、上述したようにいまではいろいろな形態のジムがあり、同じ形態のジムを横軸で比較するだけでなく、形態違いの縦軸での比較も必要になってきていると言えます。
そんなことで、どこのジムがいいのか、どんなジムがいのか迷ってしまうことも少なくありません。
選択肢が多く、どこがいいのか判断が付きにくくなっているのです。
自分の目的とずれたサービスを提供してるジムに入会してしまっては、元も子もありません。
まずはジムに通う目的を頭に浮かべて、それに合致するジムを選ぶようにしてみてください。
最初に通える範囲内のジムをホームページでしっかりと確認してみましょう。
地域名+ジム
地域名+スポーツクラブ
地域名+スポーツジム
地域名+トレーニングジム
希望があればもっと細かいキーワードを加えてみてもよいでしょう。(ex:地域名+ジム+24時間、地域名+ジム+パーソナルトレーニング)
このあたりのキーワードで検索して一つひとつ何ができるジムなのかを確認してみて下さい。
例えば、
- 筋トレに絞ってトレーニングしたい場合は、「マシン特化型ジム」
現在ではジョイフィットやエニタイムフィットネスなどの24時間ジムを選ぶのがおすすめ。料金も総合スポーツクラブに比べ、2~3割ほど安くなっています。 - 筋トレもして、ランニングもしたい場合は、「マシン特化型ジム」か「総合スポーツクラブ」
通いやすさや料金、環境などを勘案し選ぶといいと思います。 - ダイエットを目指していていろいろな有酸素運動を試したい場合は、「総合スポーツクラブ」
- ダイエットや体作りをしたいが、ひとりで続ける自信がない場合は、パーソナルトレーニングのサービスがあるジム
別途費用がかかるか、基本料金が高くなりますが、効果が出やすく、知識も身に付けられます。集中して質の高いトレーニングができる。
パーソナルトレーニング専門のジムも多くあります。またフリーで活動しているパーソナルトレーナーも多くいます。 - 痩せたいけど男性の目が気になる場合は、カーブスやBodiesなどの「女性専用フィットネススタジオ」
基本的にトレーニングは負荷が高くないので、中高年の女性におすすめ。一緒に運動するので仲間意識が芽生えやすく、友達も作りやすい。 - 気軽に筋トレやランニングをしたい場合は、アットホームな「地域密着型の個人経営ジム」
オーナーにトレーニング方法を気軽に聞くことも可能。設備は充実しているとは言えないところもありますが、料金は安めです。 - 体作りだけでなく、清潔感だったり、特別感を味わいたい場合は、「こじゃれた小規模トレーニングスタジオ」
規模は大きくありませんが、綺麗なトレーニングスタジオが多くなっています。パーソナルトレーニングをメインにしているところも多く、トレーニング環境重視なら選ぶ価値大。
必ず見学をする
行きたいジム・クラブに目星を付けたら、見学に行ってみて下さい。
見学しないで入会するのは得策ではありません。
通い始めて「なんか違った・・・」なんてと思うこともしばしば。
正直、完璧なところを探すのは難しいかもしれませんが、不満に思うようなところはできるだけ無くしておきたいものです。
スタッフの対応はどうか、ジムに清潔感はあるか、トレッドミル(ランニングマシン)の数は多いか少ないか、混み具合はどうか、会員層はどうかなど、自分がジムに求めるもの想起していろいろ見るようにして下さい。
意外と入会して不便だと感じるには、トレッドミルが空いてないことがあるときです。
ウォーキングやジョギングは人気があるので、なかなか使えず時間を浪費してしまうことがあります。
特に夜は時間帯によっては人が多いので、待ちが発生してしまうことがあります。
その間にマシンやフリーウェイトでトレーニングできればいいのですが、筋トレが目的でない場合はなかなか気が進むものではありません。
そのため、見学した時間帯にトレッドミルを使っている人がどのくらいいるのか、トレッドミルの数は適当か(少なくないか)、確認してみるとよいかと思います。
あと、駐車場や駐輪場の状況も確認しておくとよいでしょう。
自転車の場合、駐輪場はあるが時間帯によっては止めにくかったり、車の場合は駐車場がないところもありコインパーキングに止める必要も出てきます。
自分の状況に合わせて、ストレスにならない環境を確保できるかどうかを確認しておくのがいいと思います。
お風呂・シャワー室・パウダールームを確認する
上記の「必ず見学をする」に通じるポイントですが、水回りの環境は意外とストレスになることがあり、トレーニングを気持ちよく行うためには欠かせない環境要素になります。
気持ちよくトレーニングできるかどうか左右されるので、しっかり見ておくようにしましょう。
例えば、シャワー室は完全個室型なのか、半個室型なのか、オープン式なのか。
オープン式は横の目隠しはあるが、後ろは扉がない形のシャワー室です。
気にならない人はいいのですが、気になる人はストレスになってジムに行きたくない理由になってしまうこともあります。
どうしても気になる人は、個室型か後ろに扉がある半個室型のジムを視野に入れるようにしましょう。
あとは、更衣室からロッカーまでの床は汚れてないか、濡れがひどくないか、パウダースペースが汚れてないか、ごみが散乱してないか、ドライヤーは清潔か、なども注視して下さい。
最初は大したことないと思っていても、ジム通いに慣れてくると結構不満点が出てくるものです。
これがきっかけジムに行くのが億劫になってしまうこともあります。
ジムに行くのは、筋トレや有酸素運動などのトレーニング環境を活用して、肉体改造、ダイエット、健康維持・向上を目指すことです。
それ以外の環境でジムから足が遠のいてしまうことはできるかぎり避けたいものです。
入会前にこのあたりを確認しておくと、随分とトレーニングに集中できる環境となります。
ジムに行かない理由を作らないためにも、水回りの環境はしっかり確認しておきましょう。
入会前にスタッフに聞いておくこと
ジムに入会する前にスタッフにいろいろと質問してみましょう。
気付かない点があぶりだされ、不安や疑問を解決できます。
もちろん、良い点にも気づくこともにもなるでしょう。
以下の点を聞いておけば、入会してから「こんなことじゃなかったのに」ってことにならないと思います。
- 混んでいる時間帯はいつですか?
混んでいる時間帯が分かればそれを避けられるし、混んでいる時間しか行けない場合はそれを前提で行くのでガッカリしなくていいし、また他のジムを検討する要素にもなります - トレーニングマシンの使い方やトレーニングの仕方は教えてくれますか?
あまり積極的に教えない代わりに料金が安いところもあるので、教えてくれないからダメということではありません。ただ、教えてくれるジムを選んだ方が成果も出やすいし、ジム通いのメリットを享受できることは確かです。 - 自分がどうなりたいのかを伝え、それにはどうすればいいのか聞く
これは受付スタッフではなくトレーナーに聞きます。受付スタッフがトレーナーであればそのまま聞き、違えばトレーナーを呼んでもらうなどして聞いて下さい。
トレーナーに自分がやらなければならないことを明確にでき、トレーニングを進める上での方向性が分かります。
トレーナーの知識の有無、親身さなども確認できますが、トレーナーはアルバイトや新人さんの場合もあるので、これだけでジムの善し悪しを判断することはできません。 - ウォーターサーバーはありますか?
ウォーターサーバーといっても足で踏んで水が噴き出すやつです。置いている場所が分かりにくかったり、小規模ジムでは無いところもあります
気軽に水分補給できる環境は大切です。もちろん、すぐに水分補給できるように水筒を持っていったり、トレーニング前にジムでスポーツドリンクなどを買って準備しておくのがベストです。
ジムに持っていくもの
細かい部分でいえば、人それぞれ持っていくものは違ってくると思いますが、ここでは共通して持っていくものをお伝えします。
- トレーニングウェア
普通のTシャツに短パンでも大丈夫です。おしゃれに決めたい場合は、スポーツショップで店員に流行りを聞いてみましょう。 - シューズ
ランニングシューズなどで大丈夫です。お気に入りのシューズだとモチベーションも高まります。 - 汗拭き用タオル
ランニングなどの有酸素運動するならタオルが欠かせません。筋トレでフリーウェイトを行う際にベンチの上に敷いてトレーニングする人もいます。 - シャワー用タオル(汗拭き用タオルと別にする場合)
汗拭き用タオル兼用の場合は、必要ありません。レンタルもありますが、もったいないので持参した方がいいでしょう。 - シャンプーやボディソープ(ジムに用意されてない場合)
マシン特化型の24時間ジムなどではシャワー室にシャンプーやボディソープがないところもあります。その場合は、シャンプーやボディソープも持参する必要があります。
シャンプー、シューズなどを置いておける契約ロッカーがあれば借りておくのも得策です。別途1000円(+税)など料金がかかりますが、身軽に通えて便利です。
ちなみに私は契約ロッカーにシューズ、シャンプー、ボディソープ、シャワー用タオルをセットにして置いています。とても身軽でシャワーだけを浴びに行くこともあります。 - ドリンク
水筒に水やスポーツドリンクを入れていきます。できれば、汗により失われる電解質を補給するためにスポーツドリンクを用意しておくのがいいでしょう。ジムにウォーターサーバーや自動販売機があれば、それを活用してもOKです。
終わりに
何気にぱっと決めて、さらっと入会できる人もいますが、初めてやることには不安や心配が多少はあると思います。
ジムに入会する目的は、多くの人が体(肉体改造・ダイエット・健康維持向上など)や心(ストレス発散など)に良い変化を得るためです。
トレーニング自体が、きついとか、面倒くさいとか、投げやりになってしまったら、どうしようもありませんが、それ以外の部分はこれまでお伝えしてきたように解決できる部分が多くあります。
できる限りトレーニングに集中して取り組める環境を得て、よい結果を手に入れてほしいと思っています。
自分に合うジムを見つけて、新しい世界への第一歩になれば幸いです。
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