筋トレを三日坊主で終わらせない!ジム通いを続けるためのモチベーションアップのコツ
目次
なぜジムに行かなくなるのか?
健康志向の高まりもあり、いまスポーツクラブやトレーニングジムに通って、筋トレやスタジオレッスン、ランニングなどに励んでいる人も多いと思います。
でも、最初は気合を入れて通っていたけど、徐々にその情熱が冷めて足が遠のいてしまうパターンが少なくありません。
三日坊主は言い過ぎかもしれませんが、3ヶ月以内に見なくなることは日常茶飯事です。
なぜ行かなくなるのでしょうか?
- 単純に行く気がしなくなった。
- 効果が出なくて心が折れた。
- 行きたい気持ちはあるけど、忙しくなり行けなくなった。
- 思ったよりもトレーニングがきつくて嫌になった。
このように人それぞれいろいろな理由で行かなくなってしまうのではないでしょうか。
私は、オープン初日から行き始めたジムが2店舗ありますが、最初から見ているからこそいろいろと気づくことがあります。
初心者や私のように別のジムから移ってきたトレーニー、そしてベテランまで多くの人がすごく気持ちが入っていて、活気に満ち溢れていることがよく伝わります。
しかし、1ヶ月もすると最新見かけないなと言う人が出てきます。
これまで、「せっかく目的を持ってジムに入ったのにもったいない」と思ったことは数知れません。
3ヶ月もすると途中で入会してきた人と入れ替わるように最初から来ていた人の姿を見ることは少なくなってきます。クラス替えがあったくらいの変化です。
そこで気づいたのは、女性の多くが3ヶ月以内にいなくなるということです。
もちろ男性も入れ替わりがありますが、総じて男性は続けている人が多いです。
その原因について考えをめぐらせていて気付いたのは、効果が見えないということです。
ストレス解消や健康維持を目的としてジムに来ている場合はともかく、肉体改造したい、スタイルをよくしたい、ダイエットしたい思ってジム通いしている人には効果が見えない、現れないことはとてもつらいことです。
これはジムに来ても効果がないということではなく、トレーニングのやり方に問題があるということと、張りきり過ぎたがゆえにきつくてトレーニングのペースが極端に落ちることが影響していると思われます。
基本的には、総合スポーツクラブやマシン特化型ジムでは、トレーナーが常に一緒に付いて詳しく指導してくれることはありません。
だいたい最初にマシンの使い方や回数、セット数などを簡単に説明して終わりです。
最初に目的に応じたトレーニングのメニューを作ってくれるところはありますが、あくまで最初のメニューであって、徐々に効果をあげていくためにはメニューや負荷に変化を加えていかなければいけません。
もちろん、その時々でやり方を聞くことはできますが、断片的になってしまい成果を上げにくくなります。
その末、無意識に我流のやり方が混ざり合い、成果が停滞してしまうことになってしまいます。
そのようなジムはダメだっていうことではありません。
基本的にはジムは場所や道具を貸してトレーニングしてもらうサービスなので、トレーニングの指導には積極的ではありません。
これは、スタッフやトレーナーの人数に限りがあるためで、一人ひとり親身になった指導は事業形態の仕組み上、難しいといえます。
逆にスタッフやトレーナーを増やして指導にも力を入れようとすると、月々の会費にその費用を上乗せしなければならず、料金面で顧客満足度を損ねてしまうのです。
料金は別として成果を上げるという点でいえば、パーソナルトレーナーがもっとも効果が表れやすいといえます。
顧客は成果を求めてパーソナルトレーナーに依頼するわけで、3ヶ月や一定期間のうちに成果が出なければ、即契約終了となります。
そのため、多くの心あるパーソナルトレーナーは成果を出してもらうために、その人の目標、運動歴、病歴、年齢、健康状態などを勘案してプログラムを作り、段階的に負荷やメニュー構成を変えてマンツーマンで指導していきます。いまでは栄養の指導もしっかり行うトレーナーが多くなっています。
ただ「成果を上げるためには、パーソナルトレーニングに依頼して下さい」といってたら話が終わってしまうので、ここではジムを続けるために成果を上げてモチベーションのアップにつなげるコツをご紹介します。
ジムを去るにしても中途半端で去るのではなく、「目標が達成できから”卒業”しました!」となってほしいものです。
負荷を徐々に上げていく
肉体改造やスタイルアップを目指している場合は負荷を上げていく必要があります。
トレーニングの原則に「漸進性の原則」というのがあるのですが、これは回数や強度上げていかないとトレーニングの成果が上がらないことを伝えています。
つまり、同じ重量や回数で続けても、体はその強度に適応してしまい成長していかないのです。
よく見る光景に多いのは常に同じ重量回数で行っている人が多いことです。
最初に教えてもらったから、これを続ければ効果が出ると思っているからだと思います。
これでは、そのトレーニングレベルに応じた変化はあったとしても、それ以上の効果は望まれません。
もちろん、健康維持や筋力維持目的であれば効果的といえますが、肉体改造やスタイルアップを目指している場合はその目標を達成することはできません。
そのため、負荷を徐々に上げていくことを頭に入れ、実践してみるようにして下さい。
そうすることで成果が表れ、トレーニングを継続するための原動力となるでしょう。
筋トレ初心者の場合、開始1~2ヶ月間は筋肉はほとんど大きくなりませんが、筋力が急速に向上していきます。
つまり、1~2ヶ月程度ではまだ体に変化がないのは当然であり、ここであきらめてしまっては駄目だと言うことです。
筋力アップに伴って扱える重量が増えていくわけですが、これもモチベーションを保つための成果の一つです。
この成果を得るためにも、強度や重量を徐々に増やして自分の筋力アップの様子を体感して下さい。
頻繁に鏡を見ない・あまり体のことを気にしない
生活に必要な範囲で鏡を見るのはいいですが、ジム通いの成果を期待するあまり頻繁に自分の体を鏡を見るようなことは避けた方がよさそうです。
なぜなら、体は数日で変わるものではないからです。
見た目の変化は極端な食事制限などをしない健康的なダイエットで1ヶ月程度、筋肉を付けていくような肉体改造で3ヶ月程度かかります。
頻繁に鏡を見たり、自分の体のことを気にしていては、効果がないのではと心配になりモチベーションの減退につながりかねません。
また、体はミクロの世界で徐々に変わっていくので、頻繁に体を意識すると、その効果の表れに気づきにくいことも上げられます。
トレーニングを進めていきながら、ある日ふと鏡を見た時に、その変化に気づくくらいがちょうどいいのです。
ある時、友達や知り合いが変化に気づいてくれることもあるでしょう。
体の変化を意識し過ぎず、当たり前の日常としてジム通いや運動を習慣にすることが成果を上げるためのコツでもあるのです。
気合を入れ過ぎない
あまり気合を入れ過ぎると長く続かない傾向があります。
これは趣味で本当に好きなことをするなら別ですが、ジム通いは本来ならやらなくていいことを自分の体の状態に気づいたり、将来への備えとして自分に課した課題解決の手段です。
趣味やライフワークとして行う人ももちろんいますが、一般的には寝食を忘れて没頭するくらい本当に好んで行うものではないと思います。
だからこそ、続かない人が多いとも言えます。
そのため、気合を入れ過ぎて息切れしないように、気軽にやることが続ける上で大切となってきます。
休む時は休んでください。1週間くらい休んでもどうってことありません。(そのままやらなくなってはいけませんが・・・)
根詰めてやっている人の中にはトレーニングを休むと自己嫌悪に陥る人もいますが、精神衛生上よくありません。
トレーニングや運動をすることは、心身ともに健全であることがもっとも大切です。
入会当初は意気揚々といろいろなことを試したくなるものです。
でも、最初からラストスパートのごとく飛ばしていては、道半ばどころかスタート地点で息切れしてしまいます。
例えば、まずは週1回から体を慣らして、2ヶ月めは週2回など無理のない範囲でトレーニングをしていく。
半年くらい経ったころには、習慣になり自分でいろいろと調整もでき、成果を上げていくことができるようになっているでしょう。
少ずつ変わっていく体と付き合っていくには、焦らないことを意識しておいてください。
軽く走ってみる(ダイエットやスタイルアップを目指している人)
これはトレッドミル(ランニングマシン)で歩くだけの人に言えることですが、目標がダイエットやスタイルアップの場合は、走りも加えてみて下さい。
歩くことは、健康上とても有効で、場合によっては様々な病気を予防・改善してくれる効果があります。
でも、見た目としての体を変える目的でジムに通っているなら、歩くだけでは成果を得ることが難しくなってきます。
いや、いつしか成果を上げられるかもしれませんが、そこまでの道のりが長いのです。
その間、「効果がない・・・」「痩せないじゃん・・・」とあきらめ、ジムを去っていくことになってしまいます。
そのため、効果を得るためにもう少し頑張ってみましょう。
それが走ることです。
走るといっても軽くで大丈夫です。
個人差があるので一概には言えませんが、走り慣れてない人は7~9キロ程度のスピード(息が上がらず会話できるくらいのスピード)で走ってみ下さい。
これまでは60分歩いていたのなら、10分歩いて、40分走って、10分歩くなど走りを加えます。
ウォームアップで5分歩いて、45分走って、クールダウンで5分歩いてもOKです。
このあたりは30分以上は走りを加えれば、ウォームアップ、クールダウンは臨機応変に決めて大丈夫です。
慣れたら1日おきに週3日走るようにしてみてください。
3ヶ月後にはきっと体に変化が見られ、その変化が続けていくモチベーションとして次なるステップへと引き上げてくれることでしょう。
終わりに
- 負荷を徐々に上げていく
- 頻繁に鏡を見ない・あまり体のことを気にしない
- 気合を入れ過ぎない
- 軽く走ってみる(ダイエットやスタイルアップを目指している人)
これらのことからジム通いを続けるためのモチベーションアップのコツをお話ししました。
ジム(運動)を続けるためには、成果を上げる方法でトレーニングすること、成果は時間をかけて表れるのであまり体を意識しないこと、気合を入れ過ぎず当たり前の日常として習慣化すること、ダイエットなど体のシェイプを目指いしている人は軽く走ってみることがモチベーションを維持、向上させていくための大切な要素になります。
何ごともそうですが、継続することは大変難しいものです。
まずは小さな成果(前よりも1kg重量が上がった・イライラしなくなったなど)でもいいので、何らかの変化(体・心)を実感し、次のステップに繋いでいきましょう。
運動を続けられれば、素敵な日々も続く、私はそう強く思っています。
目標を高くし過ぎない。
小さな目標をクリアしていく。
今日は8回が限界だったけど、9回できるように頑張る。
その結果、小さな目標表達成が積みあがって、大きな目標を実現することができます。